開発の背景 ~震災からの復興の為に~
2011年3月東日本大震災の際に被災者、支援ボランティアへジャージを寄附。しかし、被災者、支援ボランティアからの声として以下のようなご指摘を頂きました。
【被災者の方からの声】
・ようやく避難したが、服が雨で濡れてしまい、とにかく寒い。
【支援ボランティアの方からの声】
服が泥水で汚れ、着用する服が無いので支援を打ち切り、戻らざるをえない。
⇒動きやすく、雨・泥水などで濡れや汚れに強い機能の要望があった。(洗濯は困難な状況ため)
「被災地石巻」の声を形にするため、開発に着手
【開発コンセプト】
保温性があり、動きやすく、雨、泥水などの汚れに強く、避難の際、避難所での休息の両方に対応できるマルチアウターを開発し、非常袋に入れられるようにする!!
震災時に数百着のジャージを送った事もあり、編み物(ジャージ素材)での開発に挑みました。
素材:ポリエステル100%
表面張力>浸透性
雨水などが衣類に付着した際、水が表面張力によって引き合い、流れ落ちる原理を活用して研究開発を行い、水の浸透力に表面張力が勝る「高撥水の機能性生地」MINOを完成させました。
MINOの高撥水の秘密は?
三次元形状を作る特殊な編み方と撥水加工により現代版MINOを再現